カテゴリー : ハーレーのメンテナンス

エアクリーナーのチェック

エアクリーナーチェックの流れ

エアクリーナーのチェックでは、7/16インチディープソケット、17mmのスパナ、#27トクルスレンチ、5/16六角レンチ、+ドライバーを使用します。

まずはエアクリーナーカバーを取り外しますが、ビックツインとスポーツスターでエアクリーナーカバーのボルトが違います。

ビックツインのボルトは5/16六角レンチ、スポーツスターのボルトは+ドライバーを使って外します。

ボルトが外れると簡単にカバーが取れるため、落として傷がつかないように慎重に取り扱います。

なお、スポーツスターに使われているエアクリーナーカバーは樹脂製のバックプレートになっているので、取り付け時はネジの空回りを防ぐため、ボルトの締めすぎに注意が必要です。

 

カバーが外れるとエアフィルターが見えるので、汚れ具合は目でチェックします。

あまり汚れているようなら、早めに交換しましょう。

目詰りしていると走行性能にかかわってくるからです。

コンプレッサーなどでフィルターに付着している埃を飛ばすことは可能ですが、一時的な処置でしかないため、フィルター交換はきちんと定期的に行ってください。

せっかくカバーを外しているので、カバーの内部も掃除して綺麗にしましょう。

 

キャブレターのチェックもしよう

せっかくここまでやったのですから、エアクリーナーのバックプレートも取り外し、キャブレターチェックも行いましょう。

ブローバイガスの通り道であるゴムホースがついているので、バックプレートからまずこれを取り外します。

バックプレートを固定しているのはブリーザーボルトなので、ディープソケットを使って取り外せばバックプレートも外れ、キャブレターが見えます。

ガスケットがバックプレートとキャブレータの間に挟み込まれているのですが、脱着する度に交換した方が良いです。

もしこの部分に隙間があれば、フィルターを通していない汚染された空気をキャブレターが吸い込んでしまうため、トラブルの原因になる危険性があります。

 

汚れている部分を綺麗に拭いて手入れし、簡単に吸排気のチェックもしたら、取り外したパーツを元通りに取り付けて完了です。