絶景が楽しめる大菩薩ライン
大菩薩ラインとは、国道411号線で八王子市から山梨県笛吹市までの区間を指す道路です。
大菩薩ラインという名前は、このルートが途中にある甲府盆地の大菩薩嶺をぐるっと回るように道路が作られているからです。
その大菩薩産地の西側の麓を登っていく形になり、山道ならではのワインディングロードと美しい山林の景色を眺めながら走れるのが魅力です。
全体として山間ルートということもあって、アップダウンとカーブの連続となっていて、それなりの技術と多少の体力が求められるルートかと思います。
道路自体はきちんと整備されていますので、安心感を持って攻められるので楽しく走れます。
そして、なによりどこを通っても絶景という感じの素晴らしい自然の中を走れるのがメリットです。
山の中を縫うようにして走るコースもあれば、山と山とつなぐ巨大な橋の上を走り、まるで飛んでいるかのような感覚で走行できる部分もあります。
飽きることなくいろいろな景色や道路状況の中で走破できますので、それほど長くはないルートですが満足感はたっぷりです。
紅葉シーズンになる観光客が多くなり、自動車も増えるような気がしますが、それ以外の季節だとあまり対向車もいないですし、ストレスなしで走れます。
途中で急に道が細くなるところなどもありましたが、これも一つの山道の楽しみです。
峠の茶屋でのんびりして行くのも良し
この大菩薩ラインはかなりひなびたルートなので、区間の中にはほとんど飲食店や道の駅のようなものはありません。
そのため、事前にどんなお店や休憩所があるかリサーチしてから、時間を合わせてツーリングに行くのが良いかと思います。
一度飲食店を逃すとなかなか次のお店を見つけられずに、お昼ご飯を逃してしまうということもあるからです。
いくつか峠の茶屋という感じの食堂があり、ライダーにうれしいランチを出してくれます。
お店に立ち寄ってみると、他のお客さんもやはりライダーでのんびりとツーリングを仲間と一緒に楽しんでいる様子です。
情報交換をお互いにしながら、こんなところで交流を深められるのもツーリングの良さです。
一息付いたら、すぐにバイクに戻ってツーリングの再開です。
この大菩薩ラインでは、ひたすら道路と山の連続ですので、走りに専念したいというライダーにぴったりです。
途中で山梨県側に入るととてもきれいで長いトンネルを通ります。
山の中をぶち抜いて作っている感じが強く、今までのワインディングロードから一気に快適なトンネル走行となります。
立体道路の迫力もすごく、他の場所ではなかなか体験できないような、谷間を橋で越えていくという時間を過ごせます。
観光スポットとなる立ち寄れる場所は少ないですが、ひたすら走りと山の景色を楽しむのには最高のラインです。