海を渡り、北海道へ
ハーレーで北海道に行くとなると、まずは北海道へと渡らなければなりません。
北海道へのバイクを持ち込めるルートは空路、海路、陸路があります。
陸路といっても最終的には船のお世話になります。
たとえば、東京から出るとひたすら陸路を走って東北自動車道を必死で走り抜け、
青森港に到着したところでカーフェリーに乗るというルートです。
おそらく、これが一番コスト的には安くなり、かつ、たくさん走る楽しみがあるルートではないでしょうか?
豪華フェリーに乗ってエネルギーを残して海路で北海道まで渡り、
ツーリングを存分に楽しむというルートもあるので少し迷うところです。
フェリーが到着する函館港のある函館は札幌、旭川に次ぐ北海道3番目の都市です。
そのため見たいところはたくさんあります。
北海道の名所
五稜郭にある五稜郭タワーからの展望や、函館山の山頂からの100万ドルの夜景、
そしてグルメを楽しむなら海鮮市場で獲れたての海の幸の踊り食いや海鮮丼が挙げられます。
また、ライダー仲間の間で話題の手造りハンバーガーショップでホタテバーガーや
イカ踊りバーガーを試してみるのも、楽しい旅の思い出になるかもしれません。
函館から北海道の中心地札幌まで300キロほどあります。
北海道はどれだけ広いのかというのが分かる距離といえるのではないでしょうか。
函館から札幌に向かうには内浦湾沿いに国道5号線を北上するのが一般的なルートになります。
ですが、海が好きな方なら日本海沿いに国道227号線で江差町、乙部町方面を抜けるルートも考えられます。
函館の市街地を抜けると、道は緩やかな登り勾配になり、徐々に緑が多くなっていくことでしょう。
バイクは直に風を感じられますから空気が澄むのを実感し、北海道の北の大地を満喫できるはずです。
このルートで走っていくと、蝦夷富士と名高い羊蹄山を見ることができます。
このエリアでは、これまたライダー中まで有名な羊蹄山の湧き水の里に行ってみたいところです。
羊蹄山の雪解け水が何年もの歳月をかけて湧き出しており、まろやかで甘い水が飲めることでしょう。
ペットボトルに水を汲んでハーレーツーリングのお供にするといいかもしれません。
留寿都を経由すると、札幌近郊のバイクのメッカと呼ばれる中山峠を走るのがおススメです。
もっとも、中山峠には札幌側から行くルートと留寿都側から向かうルートがあるわけですが、
いずれのルートも全く景色や雰囲気が異なることで知られています。
留寿都側から向かうルートは頂上までがほぼ2車線で快適な道のりで、ハーレーで行くには最適でしょう。