ハーレーで山道をツーリング

山道

山道を走るハーレー

ハーレーで山道をツーリングというと、驚かれる方もいるかもしれません。
あんな大きなバイクで可能なの?という疑問が聞こえてきそうです。
みなさんがイメージするハーレーと言えば、キングオブモーターサイクルの異名を持つハーレーダビッドソンでしょう。

もちろん乗り慣れた人からすれば、街中であろうと山道であろうと変わらず走り抜けるに違いありません。
ただし、ハーレーにも幾つか種類があって、少しスリムなものなど様々なファミリーが存在します。
もっとも、どのハーレーも走行していると、思わず道行く人が振り返るような独特のフォルムと異彩を放っているのは共通です。

もし山道を複数のハーレーでツーリングしていたら、予想以上に驚かれるかもしれませんが、そういった注目を浴びるのもハーレーに乗ることの醍醐味の1つといえるかもしれません。

さらに、SAやPAなどでハーレーを停めて休憩していると、必ずと言っていいほど団塊世代の方に声をかけられ、思わぬ交流が生まれる魅力もあります。

このハーレーですが、そのダイナミックな存在感からくるイメージに反して、意外なほど山道を軽快に走ることができるのです。

また、1日に600キロという長距離を走っても、全く疲れを感じさせない安定感や乗り心地の良さも魅力といえるかもしれません。

もっとも、ハーレーで山道を走ったことがないという方にとっては、曲がりくねったカーブなどに不安もあるかもしれません。
そこで、ハーレーが山道やカーブ、公道のワインディングで最も効率よく旋回できるライン取りについて知っておきましょう。

ライン取りについて

カーブの曲がり方で、アウト、イン、アウトをするのは、実は危険な曲がり方です。
ハーレーの曲がり方、ライン取りはミドル、アウト、インと覚えましょう。
直線部分において一気に急制動をし速度を下げていきます。

そして、ハーレーの特徴である切れ角を最大限に生かして旋回するのが正しく、かつ安全な曲がり方なのです。
ハンドルの切れ角を最大限に活かすことができるようになれば、大型のハーレーであっても、楽にカーブを曲がれるようになり、山道のツーリングもお手の物となるのではないでしょうか。

さらに、ハンドルの切れ角を活かすこともマスターしておきましょう。
ハーレーにはバンク角がありません。
これに対して、山道に適すると言われるスポーツバイクにはバンク角のがあります。

ですが、ハーレーにはスポーツバイクに優る部分があるのです。
それがハンドルの切れ角です。
ハンドルの切れる幅においては、ハーレーのほうがスポーツバイクよりはるかに優っています。

つまり、ハーレーのほうが旋回半径が小さいので、小さく曲がれるというわけです。
これは意外かもしれません。

見た目は大きくて重たく、山道は難しそうに思えるハーレーですが、こうした特性を上手くいかせれば楽にカーブを曲がれ、しかもスピードも速く、安全に乗りこなせます。

乗りこなしを身につけて、ハーレーで山道をツーリングしましょう。