走りやすいバイクツーリングにぴったりの道
全国でも珍しいループ橋を見られる雷電廿六木橋を目的地に、埼玉県秩父市から山梨方面に抜けるツーリングルートを行きます。
一応、このツーリングのスタートは圏央道の狭山日高インターチェンジにして、国道299号線を進み、国道140号線に入って山梨に行くという流れです。
狭山日高インターチェンジから降りて国道に入ると、最初は市内を抜ける形になるので多少の渋滞と信号があります。
しかし、街の中を抜けると郊外という感じの道路が広がっていて、かなり走りやすくなります。
信号が少なくなるので止まることがほとんどありませんし、自動車の数も減ってストレスなく走れます。
途中、ついついスピードが出過ぎてしまうくらいなので、速度超過に気を付けながら走る必要があります。
真っすぐの道路というよりも、所々でカーブが連続するところもあって適度に走りを楽しめるというのも良い点です。
完全に山道というというところもありますが、比較的開けている地点が多くて、気楽に走れるというのがうれしいところです。
しかも国道沿いには食堂がいくつもあって、休憩したりご飯を食べたりするのも楽です。
バイクツーリングをする人が多いのか、いかにもバイカー向けというところがたくさんあります。
その代表が、「バイク弁当」と大きく看板と旗を出している「大滝食堂」です。
ここに来たら、やはりバイク弁当を頼むしかありません。
バイクの燃料タンクの形をしたお弁当箱に、濃い目に味付けされたブタ唐揚げ丼が出てきます。
珍しい雷電廿六木橋の景色
この大滝食堂から少し進んでいくと、お目当ての雷電廿六木橋が見えてきます。
これはループ橋という珍しいタイプの橋ですが、これに加えて滝沢ダムとのコラボを眺められるという珍しいスポットなのです。
渓谷の上にらせんを描いてループしている橋が迫力一杯で見えてきます。
豊かな自然の中に巨大な建造物があるというのは、実に興味深い眺めです。
滝沢ダムはそれほど大きなダムではありませんが、エレベーターを使って堤防の中に入っていくことができるので、普段見られないダムの様子を観察できるのが楽しいです。
このダム以外からも、いろいろな箇所で雷電廿六木橋が見られるようになっていて、人間の英知が詰まった建設物のすごさを感じられます。
雷電廿六木橋と滝沢ダムを後にしてから、雁坂トンネルに入るのも楽しみの一つです。
山間部のトンネルでは日本で一番長いトンネルで、確かに延々とトンネルが続いて不思議な感覚に襲われます。
有料道路となっていますが、この体験のためにお金を払う価値はあります。
トンネルを抜けると山梨側に入っていき、ワイナリーなどが見えてきます。
ここまで来るといかにも山梨という感じになってきます。