ピーナッツスタイルがクールなスポーツスター
833 ROADSTARが搭載している燃料タンクは、クラシカルなテーパーピーナッツスタイルで、ハーレー独自のレーシンググラフィックが彩っています。
チェッカーフラッグはレースを想い起こさせ、ピーナッツという伝統のスタイルとの組み合わせが、スポーツスターの外観をクラシックかつクールなものに仕上げています。
833 ROADSTARのエンジンは、ハーレーではお馴染みとも言えるエボリューションエンジンです。
空冷式883ccで、電子燃料噴射のためキャブレーターがなく、普段のメンテナンスが楽になっています。
ブレーキングシステム
ハーレーはライディングだけでなく、バイクのブレーキを改善することにもかなりの情熱を注いできました。
そのため、スポーツスターの色々なモデルのブレーキシステムについて、徹底的な見直しをしてブレーキのフィット感、性能、仕上がりを改善しました。
具体的には、ブレーキローターサイズが292mmだったものを300mmへと拡大、新たに追加するより強く定型化したフロントキャリパーには34mmピストンが備わっていますし、それにマッチするよう定型化したリアキャリパーへと変更しています。
この他のシステムの特徴としては、ステンレス製編みこみライン、効率アップと摩擦低減した新たな全アルミニウム製のフロントマスターシリンダー、改良したタンク搭載全アルミニウム製のリアマスターシリンダーなどが挙げられます。
ブレーキを絞ると、こういった特徴全てが組み合わさり、より大きなパワーと路上における安心感を生み出すので、次に起こる事態の予測がしやすくなります。
ハーレーの努力が詰まったハンドコントロール
バイクに乗っている時の感触は、コントロールの手応えの良さと関係しています。
833 ROADSTARのスロットルをひねれば、このことを実感できるでしょう。
このハンドコントロール設計はハーレーがかなりの努力をした結果、容易かつ流動的、全てを直感的に操作できるようになっているのです。
だからこそ、ライダーは手元に意識を取られすぎることなく、目の前のものに集中することができるのです。
どんなライダーでも手の届きやすいブレーキレバーだけでなく、セルフキャンセルウィンカーは最適の場所にあるなど、様々なこだわりの改良点があります。
スポーツスターは全てがキーレスモデルなので、バイクのスタートスイッチとも言える心機能、トリップスイッチも追加しています。
一見すると大したことにないディテールにも思えるのですが、実はこれが路上でのかなりの違いを生むのです。
ハーレーがハーレーたるゆえんは、こういった細部にこだわりを持っているからと言えるでしょう。