太めのフロストエンドが大胆不敵な1台
XL1200シリーズは、16インチのスチールレースドホイールに、がっしりしたフロントタイヤと分厚いトリプルクランプが収まり、かなりの迫力があります。
ひと目見ただけでも、カスタムの雰囲気が強いスポーツスターモーターサイクルの真髄が伝わってきます。
LEDリア制動灯がリアフェンダーと完全にフィットしており、昼でも夜でも変わらずに人々の注意喚起するのは、高速作動する赤のLEDランプアレイです。
ナンバープレートマウンドのすぐそばにあるため、簡単にナンバーが確認可能です。
必要な場面ではその役割を果たすのに十分なくらい、大きく明るく輝きますが控えめな見た目をしています。
進化と伝統のエボリューションエンジン
1984年がハーレーのモーターサイクルでの初めての採用だったのが、エボリューションエンジンです。
ハーレーの発展に大きく寄与したこのエンジンは、耐久性やパワーだけでなく、実績が証明している信頼性に対する情熱を持ったまま、排気量の新しい境地を開いています。
空冷式でかなり高い耐久性を持った1200ccエボリューションエンジンは、ハーレーでのモーター技術進歩をリードする、確固とした労働倫理を体現しています。
バイクの負荷をシリンダーとアルミヘッドが軽くし、空冷の効率をアップさせています。
電子燃料噴射によってキャブレターは必要なくなり、信頼性の向上も実現しているため、日常的に行うべきメンテナンスでの負担が軽減されました。
数千マイルという距離であっても、なめらかな走りを継続できるのは、ラバーマウントのエボリューションエンジンがフル稼働するからです。
そのおかげでライダーは、公道を走っている開放感を味わう、ということだけに集中できます。
このエンジンは外見も美しく、他のバイクメーカーにはないほど徹底的に細部にこだわった、ハーレーだからこそのスタイルです。
シリンダーヘッドとシリンダーは黒色粉体塗装しており、更にChromeでできたロッカーカバーをかぶせています。
その一方、V-Twinはクローム製プッシュロッドによって強調され、パワーに満ちて純粋な姿は、さながら金属を加工して創りあげた宝石のようです。
冷却フィンのエッジのクラシックさ、カバーとケースのラインの洗練されたさまは、ライダーを満足させ、正しさを追求する固い決意を表しています。